犬の夜鳴きや無駄吠えでストレスを感じていたら、防音犬小屋・防音ケージが便利です。
鳴き声を完全に消すことはできませんが、飼い主の睡眠を邪魔することなく、ご近所迷惑になることへの心配もなくなりますよ。
ここでは防音犬小屋・防音ケージを、レンタルと購入で徹底比較!メリット&デメリットを分かりやすくご紹介しています。
目次
防音犬小屋&ケージを価格で比較、レンタルなら3,980円~
レンタルできる防音犬小屋・ケージ
レンタルできる防音ケージなら「レンタくん」、サイズはSとLの2種類が用意されてます。
【Sサイズ/月額3,980円】
約7kg前後の犬を対象に作られてますが、犬種・体格によっては狭く感じるかもしれません。
外寸:幅890×奥行600×高さ655(mm)
内寸:幅655×奥行522×高さ510(mm)
※幅には換気扇も含みます
※ドアは手前に開くタイプなので、奥行きは約1mほど余裕をもって設置する必要があります。
※重量は約35~40kg程度(個体差あり)
【Lサイズ/月額4,980円】
約25kg前後の犬を想定していますが、体格によっては狭く感じるかもしれませんので、実寸を確認してください。
外寸:幅1,223×奥行718×高さ769(mm)
内寸:幅1,012×奥行642×高さ628(mm)
※幅には換気扇も含みます
※ドアは横スライド式のため、設置には横幅1m以上余裕をもってください
※重量は約55~60kg程度(個体差あり)
購入タイプ
購入できる防音犬小屋・ケージは2タイプ
【カワイ音響システム】
【楽天市場】防音犬小屋ワンだぁールームKAWAI PVU-030F
外寸:743×582×787mm
内寸:631×470×500mm
価格:142,000円(税込)
送料:無料(キャンペーン中につき)
※楽天カードで決済すると、楽天スーパーポイントで5%分還元されます
(カワイの公式サイトでは標準価格150,000円・抜抜+送料8,000円)
【Kハウス】
外寸:1,020x710x740
内寸:920×630×680
開口からサイズ:920×615
価格:202,400(税込み)
送料:無料
※他にも公式サイトには、防音ケージカバー4(天井収納タイプ)・人も入れる介護用防音ハウス1・オーダーメイドできる防音ケージがあります。
ご覧になりたい方はこちら
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仕様や機能性を徹底比較!どっちが使いやすい?
犬の無駄吠えや老犬の夜鳴きに悩んでる人は多いはず、ですが防音できる犬小屋・ケージは少ないですね。
では次に、それぞれの仕様と機能性を比較してみました。
「防音犬小屋レンタくん」の場合
【安全性を第一に考えて】
木材の接着剤や塗装には、ホルムアルデヒド等級のマークF品を使用。
塗料には万が一ペットがかじっても安全なように、食品衛生法・食品添加物など規格基準に適応した、無鉛でシックハウスに関わるトルエン・キシレンを配合しない、エフフォースター認定の塗料を採用しています。
【換気扇はロスナイ採用】
排気と吸気を一台でこなす非熱交換式換気扇ロスナイをセット。
これによってケージ内の温度と湿度を、室内に合わせることができます。
ただし構造上、ゲージ内では1~2℃程温度が上昇するので長時間、小屋に入りっぱなしにならないよう、特に夏場は数時間おきに様子を見ながら、扉を開けて換気してあげてください。
ケージはそれなりの重量となるため、移動させることができるようキャスターが標準装備されてます。
前輪2つにはロックがついてるので、キャスターを使わない時はロックをかけて使用してください。
【防音効果】
犬種や犬の音程にもよりますが、小型犬なら20~30dB程度、中~大型犬でも10~20dB程度になります。
感覚としてはこもったような音になる程度で、音は聞こえてきます。
例えば「木造一軒家の壁を挟んだ隣の部屋で吠えてる」といった感覚で、ご近所にはそれ以上響くということはありません。
【組み立て式です】
犬小屋に必要な材料と組み立てに必要な道具、組み立て説明書がセットで用意されてます。
組み立て自体は簡単ですが、材料が重いため作業は二人以上で行ってください。
もしわからない点があれば、メーカーに問い合わせることも可能です。
また商品到着時の梱包資材は返却時にも使うため、捨てずに保管する必要があります。
「ワンだぁルーム」の場合
【愛犬の鳴き声を30~55dB軽減】
愛犬の鳴き声を遮断するため「独立二重構造」を採用し、95dBの音量を65dBまでに。
これは人の話し声程度の大きさです。
建物自体でも防音されるので、屋外・ご近所には約40dBまで軽減されます。
【室内の換気システム】
夏の利用でも防音室内の温度上昇を抑える、独自の「換気システム」を採用。
室内の空気を効率よく換気して、愛犬も気流を感じて快適に過ごすことができます。
【ニオイ・汚れ対策】
室内は安全性の高い、酸化チタンでコーティング。
これによって、紫外線・太陽光で光媒体作用が働き、壁などに付着したニオイや雑菌が分解され清潔な状態に。
また硬化化粧板を使用しているので、汚れても簡単に水拭き可能。
取り外しができるキャスター付きなので、移動も楽にできます。
【使用上の注意点】
室内で使用し、気温に応じてエアコンやクーラーを使用してください。
長時間、防音扉を閉めたままにせずトイレタイムなどを設け、いつでも新鮮な水が飲める状態にしてあげてください。
「防音ケージカバー5」の場合
【防音効果】
防音効果はヒトの話し声より低い、48dBまで抑えることができます。
【基本仕様】
開口幅半分のアクリル板を外すと、中にはさらにアクリル板の引き違い扉。
それを右に寄せれば犬の出入りも自由にでき、扉は持ち上げると簡単に外せて全開に。
なので、高さ610mmまでのケージなら、そのまま出し入れすることもでき、老犬の介護もしやすくなってます。
【換気システム】
三菱製のロスナイを採用
【オプションとして】
寝たきりの子を乗せたまま引き出せる引き出し床板や、ストッパー付きのキャスターなどをつけることも可能です。
詳しくは「犬小屋製作工房K」のHPをご覧ください。
ワンだぁルーム・犬小屋製作工房K・防音犬小屋レンタくんを口コミで比較
ここではタイプの違う防音犬小屋・ケージの口コミを集めてみました。
KAWAI・ワンだぁルームの口コミ
口コミ①
我が家の老犬は玄関のチャイムや宅急便が来ると吠えてましたが、最近では早朝に寝ぼけて吠えるようになったので購入。
玄関に誰かが来た時に入れるだけでも、飼い主のストレスが減ります。
愛犬は中に入ると外の音が聞こえないことや、窓が1つしかないのが不安のようです。
なのでこの部屋に入れるのは数分のみ、それでも遠くで吠えてるくらいの音量になり、ご近所迷惑を長年、気にしていたので防音室があるだけで気持ちが楽になりました。
口コミ②
分離不安で激しく吠えるトイプードルがいるため、いつご近所から苦情が来るかと心配だったので、思い切って購入しました。
同じ部屋にいるとハッキリ聞こえますが、かなり音量は抑えられてます。
いつもトイプーが吠えると、つられて吠えてた先住犬も気にせず、過ごせるようになって助かってます。
口コミ③
分譲マンションで留守中、鳴き声がうるさいと苦情があったので購入しました。
ワンコの様子もいい感じです。
使い始めて1週間、すぐに慣れて中が暗く静かなせいか、以前より落ち着いて眠れるようです。
なので寝ている時間が以前よりながくなって、吠える時間も短くなり、室内に換気もついてるので安心、買って良かったと思います。
ただ、うちのワンコはダックスですが少し狭いように感じます。
犬小屋製作工房Kの口コミ
口コミ①
問題なく、説明書通りに組み立てることができました。
実際に犬を入れてみると、ほとんど吠える声が気にならなくなり、長年無駄吠えに悩んでいたのでこのゲージに出会えてよかったです。
これから少しずつ、犬に慣らせて使っていこうと思います。
口コミ②
何より防音効果が凄いことに驚きました。ゲージも使っていたものが余裕で入り、扉からの出し入れも可能で掃除も楽にできます。
前面が透明のアクリル板で、圧迫感がありません。
とても臆病で、ちょっとした物音にも反応して吠える我が家の愛犬にピッタリ。静かで落ち着くのか、設置して1日で自分から入るようになりました。
口コミ③
犬の鳴き声がかなり抑えられ助かっています。
組み立ても簡単で、作りもしっかりしています。その分重量があるため、キャスターがついてるのは正解ですね。
一点、今使ってるゲージでは防音小屋が完成してからでは、中に入れられないため、組み立て途中で設置するというアクシデントがありましたが。
防音犬小屋レンタくんの口コミはまさかの!
レンタくんに関する口コミは見つけることができませんでした。
なので、代わりと言ってはなんですが、公式サイトの「防音性能テスト」の動画をご覧ください。
(音が出ます)
レンタルと購入、どちらを選ぶ?それぞれのメリットとデメリットを考える
ここまで、防音犬小屋・ケージを価格・仕様・口コミで比較してきましたが、最後にメリットとデメリットをまとめてみました。
防音犬小屋を購入した場合
【ワンだぁルーム】
KAWAIさんの商品はコンパクトで、色も部屋とマッチしたデザイン性が高く評価できると思います。
何と言っても「音響システム」の会社ですから、防音性は優秀。
ただ扉が小さいため、自力で動けない老犬には不向きかなと思います。
どちらかと言うと、無駄吠えが気になる小型犬、マンション・アパートなどの集合住宅で元気に吠える子向けに良いと思います。
【犬小屋製作工房K】
こちらの犬小屋はオーダーメイドもできるので、飼い主さんの要望に応えられる優秀なケージカバーと言えます。
子犬や留守中の無駄吠え対策や、「老犬になっても今まで通りの環境で過ごさせたい」を叶えてくれる商品だと思います。
老犬介護のために、引き出し式の床が設置できるのも嬉しい点ですね。
ただし、オーダーメイドですので注文から手元に届くまで数日必要になり、お値段もなかなかですが、何日待っても欲しくなる逸品だと思います。
購入品に関してはどちらも、防音という点では優秀です。
ただ1つのデメリット、「必要なくなったらどうするか?」
例えばメルカリやヤフオクを見ると、出品してる方もおられますので、「使用済み」が気にならない人に、買ってもらえる可能性は大いにあります。
商品が重いだけに、「ジモティー」って手段もありますね。
レンタル品の場合
レンタルの場合、購入品のデメリット「要らなくなったら」という点がクリアに。
返却できるのが1番のメリットですね。
また購入するにはハードルが高いと感じる方でも、レンタルなら費用を抑えら月々3,980円~
不要になったらいつでも即返却OKで、使用期間の縛りもありません。ただし月単位の契約になるため、日数でのカウントはありません。
デメリットといえば、サイズ選びとトイレスペース。
例えば6kgの犬ならSサイズでも適応しますが、体高が35㎝を超えると狭く感じるかもしれません。
また、ペットへのストレスと衛生管理上、ケージ内にトイレトレーを設置することはできません。
この2点をクリアーできれば、「防音犬小屋レンタくん」は使いやすいケージだと思います。
まとめ
「防音犬小屋レンタくん」なら、月々の使用料も安く抑えられ、使わなくなったら返却できることから、一番のおすすめです。
が、犬と一緒に小屋もなくなってしまうと、心にポカンと穴が開いてしまわなければよいのですが。
老犬の夜鳴きの原因について
老犬が夜になると鳴き続ける原因は、おもに5つあると言われています。
①認知症などによる脳や精神的な病気
②病気や関節など体の痛みによるもの
③視覚と聴覚などが衰えたことによる不安感
④お腹が空いた・トイレしたいなどの要求
⑤生活リズム・体内時計の崩れで昼夜が逆転している
などです。
さらに詳しく知りたい方は、「犬と暮らす Life with My Dog」や「防音犬小屋レンタくん・お役立ち情報」などが参考になりますので、そちらをご覧ください。
夜鳴きは老犬だけではありません
夜鳴きは老犬だけでなく、子犬から成犬でも起こる行動で、何らかのストレスを抱えているからかもしれません。
犬も人間と生活している中で、ストレスを感じているんですよ。
言葉が話せない犬は、ストレスを何らかのサインで飼い主さんに伝えてますが、それに気づいてもらえないと夜鳴きや、普段と違う行動を始めるかもしれません。
そんな時の対処法
何より大切なのは、飼い主さんとのスキンシップ。
ストレスの原因がどんなことにあっても、犬にとっては大好きな飼い主さんに構われ、愛情を感じることが一番の喜びです。
たくさん触れて、一緒にお散歩したり、思いっきり遊んでもらえると、飼い主さんの愛情をいっぱい感じて、いつの間にかストレスを忘れていくでしょう。
ペットもテアニンとGABAでリラックス
【テアニン】
植物に含まれるアミノ酸の一種テアニンには、心がリラックスする効果があることが分かっています。
テアニンを摂取すると脳にα波が現れて、ストレスの感情や心拍数を抑えてくれるからです。
【GABA】
GABAもアミノ酸の一種で、動物の脳や神経組織の中に存在する成分です。
ストレスを感じた時に、神経の興奮を抑えてくれる働きがあり、それによってリラックス効果が期待できます。
カームワンにはこの2つの成分が入ってます
ご飯にふりかけるだけのカームワンは、ストレスに効果的なテアニンとGABAが配合された、犬に与えやすいサプリメントです。
愛犬をよく知る管理栄養士さんと共同開発されて、毎日の元気に必要な成分だけを配合しています。
カームワンにはストレスを解消する成分だけでなく
- DHA&EPA
- プロポリスエキス
- カキエキス
などがバランスよく含まれていて、とくにてんかんなどが心配な方におススメなサプリメント。
我家のダックスは10歳と14歳。ダックスの吠える声は意外と大きいので、ストレスによる無駄吠えや夜鳴きに備え、カームワンをはじめています!
気になる方は、「カームワン・公式サイト」をご覧ください。
老犬の夜鳴きに悩んでいたら
まずは一人で抱え込まないことが1番です。
「防音犬小屋レンタくん」のお役立ち情報と内容が被りますが、万が一飼い主さんが疲弊して倒れたら、愛犬にとって頼れる人がいなくなってしまいます。
もし夜鳴きが酷い愛犬を自分だけ、あるいは家族と一緒に世話するのが難しいと感じたら、ペットシッターさんや老犬ホームという手段もあります。
それには費用も掛かりますが、だから一人で抱え込まず、誰かに相談してみてください。
きっと解決策はあるはずです。
愛犬にとって、飼い主さんと一緒に過ごすことが一番の幸せですが、あなたが疲弊してはいけません。百頭の犬がいれば百通りの介護方法があり、絶対はありません。
とにかく一人で悩まず、周囲の人に相談することで、愛犬と自分の幸せを守る手段がみつかることを願います。