ドッグフードの見てるようで見てない!成分表や栄養素(※随時更新中)

ドッグフードを見つめる犬

ヒトと同じように愛犬が元気に過ごすには、毎日の食事が大きく関係します。

ですが近年ドッグフードの種類が多く、どれを選んで良いか迷うし、新商品が出ると何やら耳慣れない単語も増えてきます。

そんな疑問を解消するため、ここでは犬に必要な栄養素や成分・フードの種類・商品説明などに登場する用語などを分かりやすく解説しています。

愛犬に必要な栄養素を人と比較してみると

犬の健康寿命を延ばすには、毎日の食事で必要な栄養素を十分満たすことが大切です。

では犬にとってどんな栄養素が必要なのか、私たち人間と比較してみました。

【1日に必要な栄養量比較・体重1kg当り】

栄養素 単位 成犬 ヒト 犬/ヒト
タンパク質 4.8 1.2 4倍
カロリー cal 50~110 35~40 1.3~3.1倍
カルシウム mg 242 10 24.2倍
リン mg 198 10 19.8倍
カリウム mg 132 15.6 8.5倍
鉄分 mg 1.32 0.155 8.5倍
マグネシウム mg 8.8 4 2.2倍
亜鉛 mg 1.1 0.21 5.2倍
ビタミンA IU 110 32 3.4倍
ビタミンD IU 11 2.8 3.9倍
ビタミンE IU 1.1 0.24 4.6倍
ビタミンB1 22 16 1.3倍
ビタミンB2 48 21 2.3倍
ビタミンB6 22 32 0.7倍
ビタミンB12 0.5 0.05 10倍
ナイアシン 250 257 1倍
葉酸 4 6.5 0.6倍

私たち人間と犬を比較してみると、1日に必要とする栄養素の量が大きく異なることが分かります。

なので人間と同じメニューを愛犬が食べ続けると、必要な栄養素が不足したり、逆に摂取し過ぎる場合があることが分かります。

フードにある表示事項をチェックする

愛犬の食事に関しては、できるだけ品質の良いものを与えたいものです。

その目安になるのが、ドッグフードに記されている表示事項。

表示が義務付けられている項目

①「ドッグフード」と表示する

②ペットフードの目的の表示

  • 総合栄養食
  • 間食
  • その他の目的食の別

③内容量(賞味量をグラムやキログラムで明記)

④給与方法(食事量と食事回数など)

⑤賞味期限又は製造年月日

⑥成分

⑦原材料名

⑧原産国名(輸入品の場合)

⑨事業者の氏名(名称)と住所など

この中で特に注意してみて欲しいのが⑤~⑧の項目です。

⑤賞味期限に関して

ドッグフードの賞味期限に関してですが、商品に記載されてるのは、未開封で良好な保存状態にあった場合、その製品の栄養素と賞味を保証する、という期間で最長3年までとされてます。

なので開封したフードに関しては、そこに記されてる賞味期限まで安全、とは考えないでくださいね。

ドライフードは封をあけたらすぐに、栄養分は失われ酸化も進みます。

開封したらできるだけ早め、約1~2週間で食べきるようにするか、密封性のある容器に小分けして冷暗所に保存しましょう。

またウェットタイプの缶詰も、蓋を開けたら容器を移し替えて、冷蔵庫で保存。とはいえ2日以内には食べきるのがベストです。

⑥成分の表示に関して

ドッグフードに表示される成分に関しては

  • 粗タンパク質・・・○○%以上
  • 粗脂肪・・・○○%以上
  • 粗繊維・・・○○%以下
  • 粗配分・・・○○%以下
  • 水分・・・○○%以下

と記載されることになってます。

粗タンパク・粗脂肪の量は最小含有率を示しており

粗繊維・粗配分・水分は最高含有率を示していることになります。

一般的なドッグフードの中で、割合がことなるのがタンパク質の含有量

ドライフードの場合、16%以上~27%以上までと広範囲になってます。

タンパク質は血液や筋肉、ホルモンや消化酵素など、愛犬の体を構成するために必要な栄養素

タンパク質が不足すると体重が減少したり、皮膚トラブルを起こしたり、逆に過剰摂取すると、腎臓疾患を起こしやすいと言われます。

⑦原材料名

パッケージに表示される原材料は、使用量の多い順に記載されますがその際、分類名称であったり個別の名称で表示されたり、まちまちです。

個別の名称で記載される方が、より具体的でドッグフードを選ぶ際の判断基準になりやすく、親切ですね。

また平成21年より、ペットフード公正取引協議会に登録している企業は、原料と添加物名の名称を記載することになっています。

⑧原産国名・輸入品の場合

製品の原産国とは、商品にラベルをつけたり、容器に詰めるなどの作業を除いた、最終加工工程を完了した国のことであり、原材料の原産国とは違ってきます。

どんな原材料を使用していても、最終的に日本で加工されれば「国産」と表示することが出来てしまうことから、曖昧な部分があると言われます。

ドッグフードに含まれる添加物について

ドッグフードには酸化防止を目的として、何らかの添加物を加える必要があります。

どのような食品添加物が入っていても、メーカーは安全性に問題はないと主張しますが、便利さの裏には何らかのデメリット、愛犬への負担があることは知っておく必要があります。

BHA(ブチレーテッド・ヒドロキシ・アニソール)

これはガソリンの酸化防止を目的として開発された化学物質。

以前には食品添加物として認定を受けていましたが、ラットによる実験で

  • 発がん性
  • 呼吸困難
  • 歩行障害
  • 肝臓のうっ血
  • 消化器官の出血

などの症状を引きお骨原因となることが報告されてます。

現在では「油脂の製造にもちいるパーム原料油とパーム核原料油」に限って、使用が認められており、一般の食品に使用することは出来ません。

エトキシキン

天然ゴムの安定剤として開発された、ダイオキシン系の化学合成添加物。

除草剤や害虫駆除剤などにも使われる、抗酸化作用を持った物質です。

動物性脂肪の酸化防止やミネラル・ビタミンの安定剤としてドッグフードに添加されることがあります。

日本では人間用の食品添加物としてだけでなく、農薬としての使用も禁止されるほど毒性の強い物質です。

BHT(ブチレーテッド・ヒドロキシ・トルエン)

精油の酸化防止を目的として開発された化学物質。

日本では食品添加物として、油脂・バター・魚介冷凍品・チューインガムなど、限定的な使用が認められています。

アメリカの実験報告によると

  • 甲状腺がん
  • 膀胱がん

を誘発する可能性があると指摘しています。

また国際がん研究機関によるとBHTは、「証拠不十分だが発がん性の疑いがある」とする、発がん物質にも指定されている添加物です。

またBHTが添加される食品には、亜硝酸ナトリウムも一緒に添加されることが多く、どちらも紫外線の下では、生理毒性の高い物質に変化することが知られています。

亜硝酸ナトリウム

おやつなどに含まれることが多い添加物で、殺菌性や発色剤として、肉にも添加されることのある食品添加物。

亜硝酸ナトリウムは、胃の中にアミノ酸であるアミン類に反応し、発がん性のあるニトロソアミン変化する点が問題です。

これらの添加物の他にも、ドッグフードには酸化防止剤として

  • プロピルガレート
  • プロピルグリコール

などが添加されることがあります。

プロピレングリコール

不凍剤と関係が深い物質で、半生のフードの保存料、着色料、品質保持剤として使用されます。

赤血球破壊などの外野遺伝毒性などが報告されてます。

動物性脂肪

乾燥した動物性脂肪は腐敗しやすく、ガスを生じて鼓腸症やがんの原因となります。

有毒物や抗生物質などは脂肪部分に蓄積されてる可能性があり、そのような汚染された動物性脂肪を摂取すると、心臓・肝臓・腎臓などに負担がかかります。

着色料

①食用赤色2号

石油を原料にした着色料で、遺伝毒性や染色体異常などが報告されてます。

②食用黄色4号

食用色素の中で最も多く使用されているもので、赤色2号と同様の問題が報告されてます。

ドッグフードの種類について

スーパーやホームセンターで売られている犬・猫フードは、大きく分けて袋に入ったドライフードが、缶詰やパウチに入ったウェットタイプですが、実はさらに細かく分類することができます。

フードに含まれる水分量によって4つに分類

<ドライフード>

水分量は10%程度以下のフード

13%以上の水分を含むとカビが生えるため、12%以下に保つ必要があります。

<セミモイストフード>

水分量は25~35%程度のフード

発泡してないフードで、品質保持のため防カビ剤や砂糖を、水分保持のために湿潤調整剤を使用しています。

<ソフトドライフード>

水分量は25~35%程度のフード

発泡しているフードで、以下「セミモイストフード」と同様。

<ウェットフード>

水分量は75%程度のフード

品質保持のため殺菌工程をしてあり、缶詰やアルミトレー・レトルトパウチなど密封容器に充鎮されてます。

最近ではフードの中に、ドライフード・セミモイストフードあるいはソフトドライフードが混ざっている商品もあり、明確な分類が難しくなっているようです。

目的によって4つに分類

<総合栄養食>

犬猫が必要としている栄養基準を満たしている、「おもな食事」として与えるためのもの。

新鮮な水と一緒に与えるだけで、成長段階に応じた健康を維持できるよう、理想的な栄養素がバランスよく調整されているのが、総合栄養食の特徴です。

犬・猫の成長段階には

  • 幼犬・幼猫期/成長期
  • 成犬気・成猫期/維持期
  • 妊娠期・授乳期

があり、すべての成長段階をカバーするため「オールステージ用」あるいは「全成長段階」と表記されます。

<療法食>

特定の病気や健康状態にある犬猫用に、獣医師の指導により食事管理する時に与えるフード。

特定の栄養成分の比率や分量が調整されているので、それに対応した病名や健康状態が表示されています。

<間食>

しつけのご褒美やおやつとして与えられるフード。

スナック・おやつなどと表示されます。

<その他の目的食>

特定の栄養を調整したり、カロリーを補給したり、嗜好増進を目的としたフード。

これを補うために得耐えなければいけない量や食事の内容を表示する必要があります。

・サプリメント

・カロリー補完食

・栄養補完食 などを指します。

犬に食べさせてはいけない食品・植物

一般的に知られているものから、お散歩で道端に生えてる植物までを集めました。

中毒を起こす代表的な食べ物

【ネギ類】

玉ねぎ・ニラ・ニンニク

貧血を起こし下痢や嘔吐、尿が赤ワインのような色になります。

これらの食材は加熱しても、有害な成分は分解されませんので注意が必要。

【ブドウ】

生のブドウだけでなく干しブドウも食べると、2~3時間で嘔吐や下痢を起こし、数日後には腎不全に進行することがあります。

【チョコレート】

チョコレートやっコアに含まれるデオプロミンという成分が、嘔吐や下痢、発熱・心臓や神経に異常を起こし、パンティングや震え・痙攣をおこし、重度になるとショックを引き起こす危険もあります。

【生卵の白身】

消化できずに下痢を起こすことがあります。またビオチンの活動を阻害し、皮膚炎や成長不良の原因になると考えられます。

【鶏骨】

かみ砕かれるとその先端が細く、尖ってしまい、食堂などの消化器官に刺さって傷つけることがありとても危険です。

【消化の良くない食べもの】

イカ・タコ・エビ・貝類・豆類・シイタケ・こんにゃく・タケノコなど消化が悪く、嘔吐や消化不良の原因になることがあります。

危険な植物

【アセビ】

ツツジ科のポピュラーな植物

その若芽や樹皮を食べると、心臓の鼓動が早まり、嘔吐・歩行の異常などが見られます。

【その他】

アサ・アザレア・アロエ・イカリソウ・イチイ・イラクサ・オシロイバナ・カラー・キョウチクトウ・クリスマスローズ・ザクロ・ジギタリス・シロガスリソウ・スズラン・タケニグサ・タバコ・チドリソウ・チョウセンアサガオ・ドクウツギ・トリカブト・ニセアカシア・バイケイソウ・ハシリドコロ・ヒガンバナ・ヒマ・ヒヨドリジョウゴ・フクジュソウ・フジボタン・フジバカマ・ポインセチア・ヨウシュヤマゴボウ・ランタナ・ロベリア・ワラビ

ペットフードに関する法律・法規

【ペットフード公正取引協議会】

景品表示法に基づいて、ペットフードの表示と景品類の提供に関して規制を作り自主的な運営を目的として活動する、任意の団体。

日本国内で販売されるペットフードの約90%以上は、会員社でカバーされています。

(ペットフード公正取引協議会HPより)

【食品衛生法】

ペットフードは食品ではないですが、ペットフード用として食品添加物の一部が利用されています。

【飼料安全法】

犬猫などのペットに関しては、この法律の対象外になりますが、飼料添加物の一部がペットフードとして利用されています。

【ペットフード安全法】

ペットフードの安全を確保するため、平成21年6月に施行された、愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律です。

対象となるものは、一般的なペットフードと総合栄養食、スナック・おやつ・ガム・サプリメント・ミネラルウォータなどで

  • ペットフードの表示
  • 安全基準(成分規格・製造方法基準)

が定められています。(農林水産省より)

ドッグフードで見かける用語

ドッグフードでよく見かける用語をまとめてみました。

【プレミアムフード】

明確な基準などはありませんが、一般的には「値段が高めで何らかの特徴を持ったフード」

肉や魚をメインとした動物性たんぱく質が豊富で、栄養価が高いのが特徴です。

一般的なフードが1kg当り80~300円なのに対して、プレミアムフードは1kg当り1,000円以上で、ネット通販で販売されることが多い印象です。

【ヒューマングレード】

特別な基準はありません。

「ヒューマングレード」を直訳すると「人間と同じ等級」

つまり人間用の食品と同等品質の材料を使い、人間向けの食品と同じレベルの衛生基準・管理基準で作られた、人間が食べても問題のない品質のドッグフードと言えるでしょう。

【グレンフリー】

原材料に穀物を使用していないことを指しています。

(随時更新中)

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